「大安よりいい日」があるのをご存じですか?

結婚式や入籍の日取りといえば、まず思い浮かぶのが大安。

ところが暦には、その大安とは別に
一年に数日しか巡ってこない特別な吉日があります。

それが、

天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)

です。

「天が赦す(ゆるす)日」と書いて、天赦日。

昔から、百神――つまり、あらゆる神様が天に昇り、
天が万物の罪を赦す日と伝えられてきました。

なんともスケールの大きな名前です。

暦では「万(よろず)よし」。

つまり、何をするにも良い日とされ、暦の上でも特別な吉日のひとつとして扱われています。

大安はよくある。でも天赦日は、なかなか来ない。

大安は一年に何度も巡ってきます。

ところが天赦日は、一年にわずか数日程度。

そのため、結婚や入籍など「せっかくなら縁起の良い日に」と考える人にも注目される日です。

実際、ウェディング情報でも天赦日は日本の暦の上で最高の吉日とされる日として紹介され、休日と重なれば結婚式の日取りとしても人気があります。

さらに、

大安 × 天赦日
天赦日 × 一粒万倍日

など、吉日同士が重なる日もあります。

そんな日は「せっかくならこの日に」と考える人が増えるのも分かる気がします。

2026年(令和8年)の天赦日

1月 なし
2月 なし
3月 5日(木) 天赦日 大安 一粒万倍日 寅の日
4月 なし
5月 4日(月) 天赦日 寅の日
20日(水) 天赦日
6月 なし
7月 19日(日) 天赦日 大安 一粒万倍日
8月 なし
9月 なし
10月 1日(木) 天赦日 一粒万倍日
11月 なし
12月 16日(水) 天赦日 一粒万倍日
大安 一粒万倍日 寅の日 新月 満月
これらの他の開運日と重なる日その効果は倍増すると言われます。

では、なぜ天赦日はこんなに少ない?

ここから少しだけ、暦の話です。

天赦日は誰かが「今年はこの日にしよう」と決めているわけではありません。

昔から使われてきた十干十二支(じっかんじゅうにし)と季節の組み合わせによって決まります。

十干は、

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

の10種類。

十二支は、

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

の12種類。

この組み合わせは全部で60通りあります。

その中でも、

春 戊寅(つちのえとら)
夏 甲午(きのえうま)
秋 戊申(つちのえさる)
冬 甲子(きのえね)

に当たる日が天赦日。

だから、毎月やって来るような吉日ではないのです。

だから、何かを始めるきっかけに。

結婚、入籍、新しい仕事、新しい生活、挑戦(チャレンジ)。
そして、新しいものを使い始める日。

もちろん、吉日だから何かをしなければならないわけではありません。

財布屋では、縁起やいわれは、自分にとって都合のいいように、いいように考えるのがコツだと思っています。

一年に数日しかない天赦日なら、

「よし、この日から始めよう。たぶん成功するだろう」

そんなふうに、物事を少し前向きに考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

財布を新しくしたり、新しい財布を使い始めたりするのも、そのひとつ。

次に天赦日が巡ってきたら、
「今日はちょっと特別な日なんやな」

そう思って、何かひとつ前向きに始めていただければ幸いです。