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トップページ > 開運の財布屋を支える職人たち

曽祖父の代から京都市内で友禅染にを生業とする職人一家に育つ。
「気がつけば、当たり前のように染色の仕事を継いでいましたね。そんな時代やったから。」と西田氏。

京都の伝統産業である友禅染も、時代の移り変わりで後継者不足。「昔は同業者がたくさんいて、すぐ横の鴨川の水が染料を流すときに赤く染まることが毎日普通やったんやで。今はそんなんしたら怒られるけどね。」
「歳も歳やし、本当はもう辞めたいんやけど、財布屋さんの仕事がある限りがんばるわ。」と笑顔で語ってくれました。

財布屋の財布の大きな特徴でもある、もっちりとした肌触りの良い革の感触は、彼の仕事でなければ、絶対に不可能。
その日の天候や温度、湿度までも敏感に感じ取って、最適な染料の配合を決める技術には脱帽です。
牛一頭分の大きな革を何枚も並べ、放っておけばすぐに乾燥をし始める染料で、手際よく染めていくその動きは、見ていてもうっとりとさせられます。

職人といえば、頑固で偏屈というイメージがありますが、西田氏は本当にフレンドリーで気さくなおじさんです。

そんな職人をこれまで陰ながらずっとささえて来られたのが奥様。染色に使った染料だらけの道具類をキレイに水洗いするのも奥様の仕事です。仕事中会話はそれほど無いけれど、息の合ったリズムで坦々と染料を水洗いしていく奥様と職人はまさに二人三脚だなと感じずにはいられません。

「本間はもう年金も入る年齢やし、仕事たたんでゆっくり暮らそって、嫁さんには言うてたんやけどね、財布屋さんの革を染められるのが、自分だけやって言われたら辞められへんわ。
そやし、嫁さんには毎月温泉に連れてったるっていう約束で頑張ってもろてるんやわ。」

京都の職人さんは自分が働く作業所のことを、親しみを込めてこうばと呼びます。昔、京都の街にはたくさんのこうばがありました。そこには学校から戻った子供が親父に怒られながらも、こうばの道具で遊んでいる風景が見られました。
この遊びが将来、職人という仕事を継ぐ入り口になっていたんですね。

3代の職人が長年使ってきた西田氏のこうば、お世辞にもきれいとはいえないけれど、なにか言葉で言い表せない美しさを感じるんですね。

雑然としているようで、職人にとっては最も便利な置き方だったりする。こうばというものは、その職人一人ひとりが培ってきたものの結晶のような気がしてなりません。

暗いこうばの中、でもそれは染料が乾燥したときに出す色合いがきっちりと読める暗さなんです。
たくさん置かれている染めのパターンから、必要なパターンを取ってくること。
それは、職人にとってみれば、たくさんのコレクションから聞きなれたレコードを一枚探し当てるよりも簡単。
そんなこうばで培われていくのが伝統産業なんでしょうね。

西田染工

創業 大正元年 創業者西田百蔵

京友禅の染め工場として絹を染める。その後戦争を迎え一時中断。昭和二十八年から再開。

昭和四十三年
革の染めに切りかえる。
当時着物にはかかせない、バッグと草履のセットの革の染めで、名を広げる。
その後、革に友禅染めをする技法を開発、財布やなどの小物に利用される。
昭和四十六年
革に金の箔をはる技法を開発。
革にきらびやかな色合いを表現することに成功する。
平成元年
革の全体を金色に染め上げる技術を開発。
(財布屋で金の財布の前作が生まれる)

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